洋風な柄がでてきたり
襟袖にレースがあたったりとかわいい浴衣があって
あと10年遅く生まれたかった不ヌフです。
フヌフは和服が好きな女子なのですが
そうなったのも身近に着物に触れることができる環境だったのだなと思ってます。
フヌフの母親は御年78歳ですが
20年ほど前までは趣味で和裁をやってました。
今でもそうだと思いますが、手縫いで和裁ができるひとは地元では少ないみたいで
母はよく日本舞踊をする人の衣装を塗ったりしてお小遣い稼ぎをしてました。
そうやって稼いだお小遣いで
母親自身やわたし、兄、父の着物を買って縫ってくれていました。
わたしの小さいころの写真をみると
七五三はもちろんなのですが
お正月とか十三参りにも着物を着せてもらってました。
はい。
もちろん成人式も母が縫った大振袖。
大学の卒業式も母の縫った中振袖。
着物にはめっちゃ恵まれていました。
よく小さいころは
今思えば
あれが虫干しか?と思うのですが
「これは、大島。
いい着物だからこの帯とあわせてきるといいんだよ。
お母さんが死んだら持って行くんだよ。」
大島紬 柄 |
「これは〇〇だよ。これは友禅だよー」
押入れの奥から
桐タンスをひっぱりだしては
着物をひろげて、
母の講習がありました。
着物の良さもわからないわたしは
大島の真っ黒な模様のどこがいいんだ?と思ってました(笑)
なんでお腹とかキツイ思いして着物をきるんだ?とも思ってました。
でもやっと30を過ぎたいま
もっと気軽に着物を着てファッションとして楽しみたいなーと
思えてきました。
大島はまだまだ母のタンスのなかにあってほしい
そう望む自分です。